こんな句をよんだ
五年ほど前に建ったお宅が近所にあって。クリスマスの時期になると電飾で新築の家をに飾っていた。すごく気合が入ってる感じ。おお、って感心して見てたけど。今年はなかった。お父さんが少し疲れちゃったのかも、と思った。
冬の家電飾消えて星明かり
霧が出てた朝。近所を歩いたら。お日様はおぼろげで、車もゆっくり走ってた。家に帰ってお茶をいれて、シュークリームを食べた。
白い息車もゆっくり冬の霧
説明が難しい。っていうか、図にして示したい感じの事柄なのだが。お酒を飲んだ翌朝。おやっ、って思うことがあった。
冬の朝パンツ腹巻のミステリ
「雪女」は冬の季語で天文に分類されている。面白い豆知識だと思う。でも「雪女」で詠む機会って、あまりない気もするのだった。
ドア開けて唇冷たい雪女
こんな句をよんだ
昨日は玩具屋さんに行って、ゲームソフトを買った。……(ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島 !)……カウンターでプレンゼントソフトカタログっていう小冊子も貰ってきた。家に帰ってパラパラめくり楽しかった。
お布団でカタログめくる聖夜かな ><
ちょっととおりますよ
こんな話を書いた
四つ葉のクローバは淋しい。ひとつ見つけると、その近くで。どかどか見つかる。いっぱい、みつかる。五つ葉だって見つかる。そんな株を発見してしまうと、四つ葉の有難味も失せてくる。二十も三十も集めて、夢から覚めたような気分になってくる。沢山もっていても仕方ないし、誰かに贈りたくなるが。手渡す友達もいなれば、四つ葉のクローバは淋しい。
冬の傾きはじめた空に、伸びていく飛行機雲を見た。南の空を背に、銀色の翼が輝いていた。憧れはもう、ない。海原の向こうにも。雲の上の尖塔にも。となりには春めいた君がいて。握りしめた手があるから。
人はよく空を飛ぶ話をする。でもそれは間違いだ。魂は泳ぐ。泳ぐのが好きなのだ。遊泳派の詩人さんが、そう書いていた。私も遊泳派だ。夢の浅瀬をよく平泳ぎする。高くは泳がない。風が吹くと、怖いからね。