猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

2011-01-26から1日間の記事一覧

こんな話書いた 「秘密の呼び名」

彼は言った。「ねえ、ぼくらは恋人。だろ?なら恋人同士。秘密の名で呼びあっても良いと思うのだ。キティーちゃんとか。雪兎ちゃんとか。ストロベリーマフィンちゃんとか」──彼女は考えた。考えて答えた。「では。7月の最終魔王って呼んで」 ツイッターで書…

こんな話を書いた モスクワのくま

モスクワ産まれのくまは悩んでいた。レイゾンデイト、自らの存在理由について。まさにくまアイディンティティの危機であった。くまはサーカスを抜け出し北極に向かった。が。白熊たちは変な顔をした。モスクワくまが自転車にのっていたからだ。くまは海に飛…

こんな話かいた 「芳香族化合物」

「先生、いいにおい」「芳香族化合物だからな。演じるのではない。なりきるのだ。芳香族化合物に」「先生!」「ゆけ。おまえが芳香族化合物になりきったとき、おまえはもう間違うなんてことは出来ぬのだ。芳香族化合物として」 このまえツイッターで書いた話…

こんな話を書いた みっつの性

ともかくこの惑星で恋愛を成立させたいなら、三つの性を揃えなきゃだ。胸のふくらんだ二本脚と、脚の間がふくらんだ二本脚と、翼のはえた空にぷかぷか浮かんでいるヤツ。 このあいだツイッターで書いた話。ふぅ。

こんな話を書いた 年寄りのジョーク

説教好きの父はよく言っていたものだ。「一度、雨の中を裸で歩けば良い。そうすれば雨具のありがたみも理解されようというもの。ただし、超人ハルクや、変身した狼男はのぞく」 ある寒い雨の日、電話がかかってきて父が電話をとった。父の友人が亡くなったら…

最近ツイッターでかいた俳句いろいろ

笑っちゃうお耳ふたつの冬帽子 冬の町よそのお家の明かりかな すねてみてもひとり …┐(´(エ)`)┌ 部屋に差す日の傾きが冬 廃ビルを這いのぼった冬の草 冬うらら猫の額の青菜かな 電線でびゅーと吠えてる冬の風 …\(・`(ェ)・)/ 駅前の一丁目に住んでる冬雀 缶…

最近ツイッターで書いた 椿の俳句

つぎつぎと咲いては落ちる椿かな 寒椿ツバキはそういう仕様です 巨大なる花束にも見ゆ椿の木 贈られた椿贈った人はいまお墓