夜中。喉が渇いて台所の明かりをつけたら、シンクの上で油虫がウィスキーを飲んでいた。油虫があまりに堂々としていたので、まるで私の方が悪いみたいだ。油虫が氷の入ったグラスを傾けると、カランという音がした。その仕草はこう言ってるかのようだった。……
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