「行きたいときに行くわ」と子猫は言った。「どうぞ、ご勝手に」と僕は答えた。ふん、とすまして歩き出す子猫。遠ざかり見えなくなる、その後ろ姿を、そっと追いかけた。帰り道を見失い泣き出さないか、心配だったから。だが子猫は存外に平気。ひとりを楽し…
ひと切れを選び手にとる西瓜かな
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