椿が咲いた。白地に淡い紅の絞りが。ぽたぽたと落ちた。風が吹き、お地蔵さんの上にもひとつ。まるで花飾り。そこに旅人がやってきて詩をよんだ。でも、それはちょっぴり間違い。本当は近所の小さいひとが落ちた椿を拾い、地蔵の頭に置いたのだ。
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