猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

ぽえむ

こんな詩を書いた「なんて美しい世界」

公園の緑の向こうに幸せそうなアベックを見た──本当はこう言いたいのである──「クソがよぉぉぉぉ」──けれど自らの発言の整合性なんてものを考えると、ぼくはこういわなきゃいけない──「なんて美しい世界なんだろう」──もしも宇宙戦争がはじまってそれに参戦…

こんなポエムを書いた

やさしい空間 ──すぐに返事なんかしなくても いいんだよ ──そういう場所もあるんだ ──明後日でも ──1週間後でも ──百年後でもいいんだ ──すぐに返事を迫るやつが もう友だちではない というなら ──うん 友だちではないね ──かりにそう言ってかまわないなら …

公園のベンチで空を見上げた

きのう、公園のベンチで横になった。見上げた木の、生い茂る緑の向こうに空。風に葉がざわつき、日の光がキラキラとしていた。なにかが落下してきて、硬質の波紋。起きると、あたりはドングリでいっぱい。

西瓜 575

きのうは砂漠を彷徨う夢をみた。眩しい太陽に追いかけられ、からからに乾いて目を覚ました。つけっぱなしだった明かり。台所にゆき冷蔵庫を開けるとラップに包まれたスイカがあったので、猛烈な勢いで食べた。美味かった。以上の事柄を、いかにして17文字…

こんな話を考えた 「反論」

反論 それはKの心の中で根をはり、もう動かせなくなるまでに成長してしまった確信。この信条を譲ることは自分自身を手放すことだ、というような一線がいまKの目の前にひかれた。線によって分かたれた、ふたつの陣営。ただこの領分を守るためにKが口火を切…

カレー味

それはともかく、ときどき。カレーって図々しいと思う。カレー粉をほんの少しまぶせば、なんでもカレー味。この世にカレー風味に出来ないものはない。カレーがその気になれば世界征服も容易いのではないか。

穏やかな海

また海にいった。日はだいぶ傾いていたけれど、あたりはまだ明るく、海も穏やかだった。というか、透明。少し深いところで泳いでいる小魚たちを内に含み、打ち寄せる波はまるでゼリーか、子猫のよう。とてもゆっくりと、ぼくの足もとへと戯れるのだった。

つばきのみ

「「述べなくもよいこと」は述べなくてよい」ということも述べなくてよい、ということをしていてはキリがないのでやめようかな、の交差点で。椿の実がみのっていた。たわわに青く。

半分

今朝は半分だけ顔を洗い、半分だけ歯をみがいた。半分だけコーヒーをのみ、半分の服をきて、半分の空を見上げつつ、半分だけの外出。──半分はいまだ就寝中。

いわずもがなのなにかしら

夜。いわずもがなのなにかしらが訪れた。いわずもがなのなにかしらは古い友人のような顔をしてお茶を飲む。勝手に!ひどく腹立たしいが、ぼくはいわずもがなのなにかしら対して完全に無力だ。後ろから忍びよって、エイヤッと包丁で斬りつけても無駄なこと。…

美術の本

そういえば昨日は日曜日、公園に行ったついでに美術館に入った。美術館には図書コーナーもあって、ぼくは一冊の本を手にとろうとしたが。ずしりと重かったのでやめた。まあ、本も大きかったけど、紙の質も特別だったんだろう。ページをめくるだけでも、工事…

今日の懐疑

問いが問いかける領域は、答えが答える領域よりも広い。だからといって、このことをもって、問いは偉いと、威張っても良いものだろうか? けれどぼくがこんな風に考えるのは、たくさんの問いの中から人々が選んできた、いわば選別された問いを思い浮かべるか…

ドップラー効果

──という訳で窓のほうを見た。少し開けた窓からは、湿気を含んだ冷たい風が吹き込んでいる。雨が降っているのだ。アスファルトの上の水をきり、通りを走り抜ける車の音も聞こえる。そのドップラー効果は、たとえるなら、打ち寄せる波だ。

猫が描けば

錨を降ろした船のうえ──微睡む猫は絵が上手──描いた魚は海に跳ね──描いた鳥は空へとはばたく──すべては器用なる尻尾のなせるわざ──されど逃げた魚は食せず──逃げた鳥は食せず──猫の手を借りたいという人が──三顧の礼にくるまで──猫は昼寝をして過ごしてる

視力についての私的表現。

最近、視力検査をしてないのだが。「ポ」と「ボ」が区別できないね。10ポ程度の文字の大きさで。

おもしろい文章の書き方

「おもしろい文章の書き方」なら、むかし先生から教わった。先生によれば面白いことを書くためには、まず書き手自身が面白いと思わねばならないそうだ。そうして面白いという感情はどこから沸いてくるかといえば、ただ「面白い」と口にすることによってであ…

ダブル濁点

ダブル濁点というものを考えた。具体的にいえば。こんな感じ。 「ぶ゛」

なんてこった

きょう、お蕎麦を食べた。七味をかけて。蕎麦をすすったとき、ダシが跳ね、七味のひと粒が眼の中へ。──高速度カメラで撮影したなら宙を飛ぶ七味が眼にとびこむ決定的瞬間を、とらえたことだろうが──結果は間抜けなヤツが痛い思いをして、涙を流しただけだっ…

コーヒーきれてた

ときに人生は──引用されたブロティーガンの1行のような──1杯のコーヒー、その温もりの問題。コーヒーの不在を知るのは、とても悲しい。たとえインスタントであろうと。

ハワイ

見方をかえればその島々も。黄色のマントを羽織った偉大なるサーファー。ユーラシアプレートの波にのって、太平洋を北西へ。毎年8センチメートルの速度で移動中。

金魚鉢の比喩

きょう本を読んでいたら、金魚鉢の比喩が出てきた。金魚鉢の中の金魚にとって一番、見えないものは何かといえば、それは自分を囲んでいる水だ。金魚のまわりにある水は金魚にとっての世界そのものでもあるはずなのに──あるいはそれゆえに──意識することは難…

さくら2分の1

公園のハトはなくよ。ぼくの座ったベンチの前で。せわしなく首をうごかし。ぷるっぷー。高いビルの先の空を見上げ。のどを振るわせ。ぷるっぷー。ところで、この公園には幹の半分を失った桜の木が立っている。たぶん去年の、とある嵐の夜、この樹は雷の直撃…

映画批評

ひいきにしている映画評論家がいて話がうまい。彼が調子にのると銀幕の世界が霊かなにかように舞い降りてくる。ときどきこの評論家に騙されて、映画館に足を運び落胆する。映画より評論の方が面白かった、という意味だから別に責めている訳じゃないけど。こ…

とあるアンケート結果を見て

一般的にいって。男と女では適正と思う体形に差があるらしい。男が思っているよりも女は痩せて見える方が、より理想に近いようだ。平均的な値の話だとは思うが。この女が抱く女自身の理想像について男がなにを言っても、たいした意味はない。その理想像は彼…

チェックのスカートを見て

今日、バスを待つ女子高生を見た。制服はブレザーでスカートはチェック。ふくよかな女の子だった。脇に抱えた大きなバックはまるでバグパイプのよう。本当にバグパイプを持たせたら、理想的なバグパイパーに見えたことだろう。空の上ともみまがう、水たまり…

Uチューブでアニメみてたら

Uチューブでアニメみてたら。いきなり女の子どうしが取っ組み合いのケンカをはじめた。なんでも一方の女の子のブログを、一方の女の子(グループ)が閉鎖に追い込んのだそうだ。そのこと──犯人は目の前のおまえだ!──ということを知り、ブログをやめた女の…

とある文字列

「眠れない夜にことばのひとり歩き」というフレーズを思いついた。気になったので検索してみたのだがネット上で、そんな文字列を並べたひとはまだいなかったみたい。眠れない夜にことばのひとり歩き……その歩みはときにこころもとなく……夢という屋号の店先に…

みっつのルール

みっつのルール 1、……………… 2、……………… 3、……………… 4、………………なんちゃって