猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

五七五

こんな句をよんだ

箸を置き飯屋の壁に柳影定食屋さんでご飯を食べて、ふと壁の方を見たら柳の影が揺れてました……って句である。 でも柳は春の季語でした。春になったら、また定食屋さんに行って柳の影を見るとしよう。 「なに喰うて小家は秋の柳陰」って芭蕉の句があることも…

こんな句をよんだ

秋の暮れ歩めば野球と政治と虫の声 夜、散歩に出たら、明かりのついた窓から野球中継の音声が聞こえてきた。チャネルを変えれば政治の話もしてるだろう。とか考えつつ歩いていると虫の声も聞こえた。……って句である。 ><

こんな句よんだ

見上げるは飛行機雲に秋の雲 夕暮れどき。地平線の近くは紅に染まっていたけど、上空はまだ青空で。飛行機雲が白く光って見えました。……って句である。

こんな句よんだ

ささやきに目覚めも虚ろ蚊のなごり 眠っていたら。妖精さんいらして耳元で言うのだった。「ぶぅ〜ん」と。分かんないな。なにをやってるのだろう?と考えているうちに。目を覚まし気づいた。蚊だったよ。……っていう句である。

こんな句よんだ

腰掛けて南瓜は家具かの青い空もうずいぶん昔のことだが。巨大な南瓜の品評会に行ったことがある。なんで食べらない南瓜を、こんなに大きくするかな、って思ったけど。……って句である。 ><

こんな句をよんだ

ジャージ着て青空仰ぐ案山子かな 傾しいだ案山子がジャージを着てました。……って句である。 ><

こんな句よんだ

おゆ沸かすキッチンの床うそ寒し 朝。お茶を飲もうと電気ポットのスイッチを入れた。台所に立っていると、なんとはなしに足元が冷たく。秋を感じました。……って句である。><

こんな句よんだ

ピーナツパンひとくちぱくりの無月かな

こんな句よんだ

星降るや月もいっぱい柿の種 秋の夜。柿の種の袋を開けようとしたとき。勢い余って中身をぶけまけ、床に三日月が散らばったよ。……って句である。

こんな句よんだ

稲妻やせわしく照らす部屋のすみ 暗い部屋で横になっていたら何度も稲妻が走り、パッパッと部屋を照らした出した。部屋の隅はなお暗い。……という句である。

こんな句よんだ

耳鳴りや風に歩いて秋の蝉9月。頭痛がして散歩にでかけた。夏休みも終わってて、もう夏ではないのだが。誰もいない校庭に蝉とかないていると、夏の残像でも見ているような気分になった。……って句である。

こんな句よんだ

駆けてゆく浜は火渡り海辺まで 焼けた砂浜を海まで走っていくのは、苦行であるが嫌いでもない、という話を足の痒い方がしてました。……って句である。行進は二百十日の◯◯◯◯◯ 野分っていいな。野の草を吹き分ける強い風って、なんかかっこいいと思い詠みかけた…

こんな句をよんだ

夏休みの友は遠くなりにけり 8月の末。夏休みの宿題に追われた記憶を微かに思い出した。……って句である。

こんな句よんだ

踊り場は階段のとちゅう昼花火 階段を上っている途中で、花火の音を聞いた。なんの知らせであろう、と思った。……という句である。

こんな句よんだ

雨ふって庭先ひかる昼寝覚め 昼寝をして目を覚した。寝てる間に雨が降ったらしく、水たまりが出来ていたよ。……って句である。

こんな句よんだ

出帆釣り人残る夏の暮 日暮れ時。出港するフェリーを見物に行った。係留ロープがゆるみ、汽笛が鳴って、少しびっくり。煙突からは黒い煙が出てて。大きな船はビルのようで。高層階で手を振る人々の影は小さく見えた。暗くなりだした海へ、船を見送ったあと。…

こんな句をよんだ

雨あがり蝉鳴いてまた雨ふり 雨上がりと同時に蝉が鳴き出した。けど、すぐにまた降りだした雨音に蝉の声はかき消された。……っていう句である。

こんな句よんだ

俺じゃなく奴を刺せよの藪蚊かな この句は他の方の個人的なつぶやきを、ネットで読んでいて思いついた。

こんな句よんだ

日も暮れてベランダで食う氷菓かな 日が落ちても部屋は暑く、ベランダに出て風に吹かれながらアイスを食べたよ。……っていう句である。

こんな句をよんだ

蚊食鳥汽笛も響く午後七時 ベランダに出て涼んでいたら、蝙蝠が飛んでいた。遠くからフェリーの出港を知らせる汽笛が聞こえ、おおよそ7時か、と思った。……っていう句である。

こんな句よんだ

店を出てくるくる回す夏帽子 百均で麦藁帽子を買い、店を出た日陰でくるくる回したよ……って句である。

こんな句よんだ

夏芝や遠く横切る路線バス 公園のベンチに座った。前方は芝生で青く広々としてる。木立の向こうの方に停留所があって、走りだしたバスが右から左へと移動していった。……っていう句である。 夕凪やゆっくり歩む人と犬 夕方。涼もうと思い近所の公園に行ったけ…

こんな句よんだ

鰻屋の団扇であおぐ足の裏 先日、町に出て鰻屋さんの広告のはいった団扇をもらった。部屋に帰って椅子の上に置いていた。翌日、その団扇を手にとり、足の裏をぱたぱたと扇いだ、って句である。

こんな句よんだ

梅雨晴れに老兵にも似た雲ひとつ 「雲ひとつ」ってなんだか面白い。「雲ひとつない青空」が省略されて、現れた「雲ひとつ」。ひと塊の雲だけが、ポッカリ浮かんでいる眺めを思い浮かべてしまう。この孤立した雲は最後の兵士で、その消滅によって青空の完全勝…

こんな句よんだ

梅雨晴れやモールの屋上水たまり ショッピング・モールに行った帰り。屋上駐車場の水たまりに青空が映っていました。……って句である。 みなしねと胡瓜ほおばる河童かな なんとなく思いついた……句である。 百合を嗅ぎ鼻の黄色い女の子 百合の花に顔をよせ、鼻…

こんな句よんだ

直線に花ごと刈られるツツジかな 国道を走っていたら「作業中」って看板が立っていて。道沿いに植えられたツツジの剪定が行われていた。電動式の機械で、ビューンと。ちょうどいま満開って株もあって、柔らかい花も緑と一緒に落ちて、綺麗さっぱり。箒で集め…

こんな句をよんだ

歩道に落花ならぶ椿かな 歩いていたら椿の並木。歩道に落ちた赤い花がずっと並んでいた。……っていう句である。

こんな句をよんだ

ベランダの布団も眩し春の風 ベランダに出ると日差しは眩しいほどで、干した布団もふかふかになっていた……という句である。 ><

こんな句をよんだ

足元がスースーして終える秋さがし 立秋がくれば、暦の上では秋。吹く風などに秋の気配を探してしまうのも、また人の性ではないか、と思うのだが。8月は暑いし、それは難しいことなのだった。それが9月もだいぶ過ぎて、冷たい雨が降って、急に床まで冷たく…

こんな句よんでた

流木に腰をおろして秋の空 海岸に行ったら流木があった。ベンチの変わりに腰をおろして、しばらく空を眺めた。座りごこちは最悪だったが。という句である。