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「詩として翻訳された」という「論理哲学論考」

「詩として翻訳された」という「論理哲学論考」をちょっとだけ読んだ。「序文」と「解題」のところだけ。「解題」によれば「『論考』はその序文に完全に要約されている」そうだから、いちおうこの本の全体をいちべつしたともいえるのだろう。(ほとんど何も理解してないけど、><)

「論考」はさっぱり分からないというしかないが、 ヴィトゲンシュタインそのひとは最高におもしろい。たとえば1929年、「論考」が博士論文として提出されたときのはなし。「ケンブリッジを代表する二人の哲学者が試験官を担当した。その一人であったラッセルは愉快そうに笑い、 ヴィトゲンシュタインは」こう述べたそうだ。──「心配しなくてもいいですよ、あなたがたがこれをまったく理解できないのは分かっています」──彼は二人の肩を叩き試験は終わったそうな。これらの出来事がまったくギャグではない、というのがすごい。また彼の「文明観」なるものも個性的だ。

ヴィトゲンシュタインは、20歳の頃から装飾文化に背を向けて、簡素な部屋で生活した。だが、数少ない家具のデザインには強いこだわりをみせた。初めてケンブリッジで友人と家具選びをしたとき、ほぼすべての品を『だめだ!ぞっとする!』と言って拒否し、結局、特注品を作らせている。

っていうのもなんだかなー。言葉をかえて云うなら質素シンプルを旨とはするけど絶対に譲れない断固とした趣味もあってそのためにはお金など惜しまない……無印良品的な可笑しさがある気がしてやっぱり笑った。ウィリアム・モリスヴィトゲンシュタインがお茶したら、どんな話をしたのだろうと想像する。飛躍するけど……

「君自身を改善しなさい。それが、君が世界を改善するためにできるすべてのこと」だってさ。
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