猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話を考えた 「ぼくの箱庭」

ぼくの箱庭
 
先生はいいました。さあ、この箱庭で遊んでみて、お人形でも、お家でも、思うままに並べてよいんだよ、と。ぼくは、いいました。本当に好きに遊んで良いのですか?先生はいいました。本当さ、なんでも好きにしてよいよ、というか、君が思ったとおり、気ままにしてもらうのが、私の望みだ。ぼくは、また言いました。本当の、本当に、ことばどおりの意味で、好きにして良いのですか、あとから怒ったりはしませんか。先生はいいました。本当の、本当さ、怒ったりはしない。それでぼくは箱庭に向かったのです。
なのに先生はぼくのつくった箱庭を見て、とてもイヤな顔をされました。口では何も言わなかったけど、お顔の色まですぐれません。先生はいいました。
「ありえない、どうして、きみがこのことを知っているのだ」
 
 
 ※これもハイクに書いたもの。