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「拷問」は記憶を歪める

  「拷問」は記憶を歪める:神経科学者の指摘
   ──http://wiredvision.jp/news/200910/2009100121.html

O’Mara氏は、極度のストレスを与えることで信頼性の高い記憶を引き出せるとする考え方を「エセ神経生物学」と呼び、「科学的根拠による裏付けをまったく欠いて」いると非難している。
脳内で記憶の処理、格納、および回復に中心的な役割を果たす海馬と前頭前皮質は、ストレス・ホルモンによって著しく変質させられる。そのため、ストレスに長くさらされ続けると、「認知機能に障害が起きるばかりか、細胞組織が失われる」結果となり、尋問者が知りたがっている記憶自体がゆがめられてしまうというのだ。

これは少し怖いな、と思った。──だから情報機関が情報収集目的に行うと主張するのであれば、拷問は合理的な手段ではない、という事が云えるのだろう。けれどたぶん尋問者もまた特殊な拷問空間とでも呼ぶべきものに、巻き込まれてしまうのだろうなあ、という気がした。

さらに重要なのは、拷問を受けている容疑者は、自分が嘘をついていることさえわからなくなってしまう場合があることだ。前頭葉が損傷すると、偽りの記憶が生成される可能性がある。拷問が数週間、数ヵ月、数年と続くと、容疑者は尋問者の主張を自分自身の現実に組み込んでしまう可能性があるという。