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猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

今北一冊

etc.

これはまだ国鉄があったころ、とある左翼系の先生が、改札を通らずに駅を抜け出そうとして駅員さんに捕まったときのはなし。駅員さんはいいました。身分を証明するものは持っていますか?先生は鞄をごそごそすると、自らの著作を一冊とりだしこう答ました。「これが私だ、ここには私の人生が詰まっとる、あなたに差し上げよう」
同じようなギャグを、リチャード ブローティガンの小説「愛のゆくえ」でも読んだ気する。この小説では個人の「思いを綴った本だけを」無差別に「保管する珍しい図書館」が登場するのだけれど、ある日、元新聞記者だというアルコール好きのひとが図書館に献本?しにあらわれ、やはり、同じようなことを云うのだ。(……またまた手元にその本がなく、うろ覚えだけど)カウンターに分厚い原稿をドンと置き、確か彼はこう言ったんじゃなかったかな。ほらよ、20年分だ。