猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話を考えた 2月15日

2月15日
ミレナはある朝、なにかしら不安な夢から醒めると自分がベッドで巨大な板チョコに変わっていることに気づいた。鎧のように固い背中、凹凸のついた褐色の腹、腹の上には幾本かの筋が見えた。ミレナはひどく苦労して立ち上がった。いちおう、手足はついていた。しかし冗談のようにか細い足だった。ドアを開き、階段を降りる途中、ひとりの男に出会った。男はミレナに道を開けると会釈をした。そしてすれ違うときこう言った。
「お出かけですか。しかし良い光沢ですな。お気をつけて、残り物でも食べたいという連中はいっぱいいますから」

 
これもh:keyword:超短編に書いたはなし。「変身」の冒頭のパロディだ。ああ、カフカの短編集も買ったまま、ぜんぜん読んでない。orz