猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた ツイッターで

ぽっちゃり王宮は軍に囲まれていた。警備のために配備された戦車であったが、緊迫した状況に変りはなかった。大臣は気もそぞろ。早急に声明を出し人心を掌握すべし、と主張していた。帝王学を学んだぽっちゃり王は答えた。……まあ、待て。メニューを見ながら相談しよう。
  
ぽっちゃり王宮のテーブルマナーは複雑だ。例えばスープの一皿にも意味があり建国王の苦悩を表していたりするから静かに飲んだり、ズルズル音を立て食べる必要があった。パスタは絶対に平らげる。ソースもパンでこそいで食べ尽くす。是は先王から儀礼で理由はよく分かっていない。

勇気を出してぼくが告白をした時の事だ。いきなり彼女はしゃがみこんだのだ。うずくまった彼女は身を硬くした小動物のよう。…大丈夫?…と声をかけたら、そのままゴロゴロと転がっていった。修道院タイプだから?凄いショック。三日ほど寝込んでしまった。
   
ぼくは街に出かけ旅装いを整えた。街を離れるとお墓があって波の音だった。風も木も全てが虚しかった。と。その虚しい風にのって、怪しい声が聞こえてきた。近づいて分かった。それは恋人たちの囁きだった。頭にきたので俳句を詠むことにした。──春の猫穴に落ちて死んじまえ