猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

夜中。喉が渇いて台所の明かりをつけたら、シンクの上で油虫がウィスキーを飲んでいた。油虫があまりに堂々としていたので、まるで私の方が悪いみたいだ。油虫が氷の入ったグラスを傾けると、カランという音がした。その仕草はこう言ってるかのようだった。…「まあ、気にするな」

フクロウは言った。「眠れないと不平をいうより、すすんで明かりをつけよう」……かえって眠れないと思うんだけど。

6月。転校生がやってきた。あまりにスカしてるから、スカートをめくったら、そこは青空で、ぴゅーっという風が吹き尻餅をついてしまった。でもぼくはまだ運がいい方だ。ぼくの言葉を信じない阿呆は、やはり転校生のスカートをめくり竜の住処を目撃、しょんべんをちびったらしい。

友人が心霊写真なるものを見せてくれた。見ればお墓でピースをしている友人が写っている。「おまえ幽霊だったの?」と聞いたら、「違うよ」って友人は答えた。写真には写ってないけど、友人の隣には美人さんがいたらしい。ぼくは頭をかいた。
「写ってないなら心霊写真でもなんでもないじゃん」と言ったら。友人、曰く。「写真を撮ってくれたのも幽霊なんだ」とのこと。

我が輩は猫。薄暗い所でニャーニャーないている。これから書生に拾われて、また捨てられる。雨にうたれ、ひもじい思いをして、また投げられ。あれこれあって教師の家で暮らす。そして麦酒を飲み、いい気分になる。これが元で死ぬ。嫌だなあ。我が輩は猫。名前はデジャブ。