猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

喜怒哀楽作文というのを考えた。たとえばこんな感じ……

雨を見て女は喜んだ。「サディストめ」と男は怒った。「お馬鹿さん」と哀しげに女は目をふせる。拘束された男の首には革紐が縛られており、晴天ならば紐は縮み今頃、楽になっていたはずなのだ。雨の歌を楽しげに女は歌いだした。

藁の牛を編み上げ男は大喜び。「静かにしろ!」と怒る隣人の声もなんのその。哀しげに伸びる格子の影を見て。「人生は牢獄だ」と楽しげに呟いた。

「見てくれ、茶柱が立っている」と男は喜んだ。「時間だ」と看守は怒ったように言った。「吉兆なのに」って男は哀しそう。刑、執行の朝。鳥たちは楽々と塀をこえ、飛んでいった。

贈られた指輪を青空にかざし、女は喜んだ。男は怒っている。誤配したボーイは哀しく、ふせた目に母のことを思い出していた。南の島、楽園での出来事。