2011-12-10 こんな話をかいた 短い話 ぼんやり本を眺めていた。本は机の上にあって蟻みたいな文字が並んだ頁の上に小人が二人、現れて言い争いを始めた。しばらくすると喧嘩にも飽きたのか。二人はその場に座りこんだ。なんとなくだけど彼らが何を考えているか、僕には分かった。それは机上の空論と呼ばれるものだ。