猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 駅で本を売っている人を見た。詩集だ。呑気なものだ、と思ったが風は冷たい。凍える手に息を吐き1冊を手にとった。詩集売りの表情は読めない。不思議な詩だった。そうとしか言いようがない。顔を上げると詩集売りがパッと輝いて見えた。彼は手を振り立ち去った。今は私が詩集売り。
  • 僕は彼女が好きで、彼女は彼が好きで、僕はそれが気に入らない。彼は僕の親友だが消すことにした。……改めて「君が好き」と僕は彼女に言い、彼女だって僕が嫌いって訳じゃないけど、また別の彼がきて。僕と彼は親友になるのだった。
  • 凍りつくようだった。尋常ではない寒さにもう一枚、着込もうと思い、手をこすりつつ立ち上がった。部屋境の長いクローゼットを開くとそこは、雪国だった。
  • 女に豆をぶつけられた。初めは軽く、お遊びという感じだったが。だんだん勢いが増し、額に当たって痛い。こっちも頭にきた。その頭に触ると、コブのようなものが隆起していた。豆を手にした女の笑いも、ひきつっている。