猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 背中に気配を感じ振り返った。気になって立ち上あがり、クローゼットを開けると、白くぼんやりした男が立っていた。すぐに閉めようとしたが。男も抵抗をして言った。「少しは整理整頓を頼むよ。いや、私はクローゼットの精なんだけどね」
  • ハンバーガー屋の店員さんに2度、注文を聞き返された。カウンターの横で別の店員さんが大声で電話してるからだけど。改めてぼくは息を吸いこみ、ぼくの最大音量で注文をくりかえした。「モーニングCセットひとつ。ドリンクは熱いコーヒーで!」店員さんはまだ首を傾げている。
  • 女の子は35度から40度が良い。なんの話かっていうと。小首を傾げる仕草、それから斜め後方から見るときのふたりの位置関係、それらの角度の話だ。女の子は35度から40度に限る……とKは言っていた。

 

  • 2月14日。晴れ。生まれて始めて女の子から、チョコを受け取った。可愛らしいラッピッグを解くと、人型のチョコが出てきた。手作りのようだ。なんとなく、藁人形にも似ている。これが流行なのかな。少し謎だが。ともかく喰った。不思議な味だったが。うまかった!
  • 2月14日。Kは用心をして過ごす。Kによればだが。この日は女子がみな忍者になる日だそうだ。…なんのために?…それは好む相手にチョコを頬張らせようと、あらゆる手管を試すためさ…へぇ〜…見知らぬ女から怪しい薬を盛られてはかなわない…その日Kは見えない"くノ一"と闘う。
  • これはごくごく私的な意見であり。私は公平でも中立でも冷静でもない。そう断った上でこう言うのだが。きたる2月14日。チョコでチョコを洗う、チョコフォンデューを食べているアベックを見かけたら。私は迷わず、中指を立てる。