猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 昼寝からさめてウサギは言った。「どんなに急いでも、追いつかないものは追いつかない。速度というものにも、おのずと限界はあるのだから。光の速度に挑みクラッシュするより、30分だけ早起きした方がずっといい。でもまあ、今はあと少しだけ。寝ようかな」
  • 黒髪をひろげ、女が横たわっていた。見下ろした目は深く、吸い込まれるようだ。……逃れるようにオールを漕いだ。湖の中ほどで見上げると、真円の月が瞬いた。瞳の内側にきたようだ。「愛されていたのだなぁ」と私が呟いた。
  • 水鳥も飛びたった河の向こう岸に1人。煙を吐く男を見た。悪そうなヤツだった。男がしゃがんだ。猫の頭を撫でているようだ。悪だけどいい奴なのかもしれない、と思い直した。水面もキラキラしていたし。
  • 最近、飼い犬が家出した。占ってもらおうと町へ出かけたら、わが愛犬ジョンが占い師をしていた。「では、手を見せて下さい」と云う。手を出すとペロリと舐め、彼は言った。「お酒は控えるのが吉。塩分のとりすぎにも注意しましょう」