猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 丸く広がる街だった。街は複雑化し巨大な迷路と化した。住人は街の中の町で暮らした。文物は隣町から隣町へと伝わるのだった。街の真ん中に塔が建てられた。塔は竹の子のように高く高く伸び。その影は真っ直ぐに街を横切った。この一本道を駆け抜けるのが勇者の仕事となった。
  • ぼくらは旅をしていた。見知らぬ街の明かりを遠く眺めても、ぼくらは淋しくなんかなかった。気ままな旅だ。あるとき風が言った。……ひとり旅?……ぼくらは驚いた。ぼくと、ら、は初めて見つめ合った。とても奇妙な、瞬間だった。
  • にわかに日が陰り、街が闇に包まれると。棒にくくりつけられた生贄が高く持ち上げられ、その周りでは松明を持った人々が、ホ〜ホ〜ホ〜と叫びだした。太陽復活の儀式だ。そのさらに周囲にはタコ焼きの屋台が並び、繁盛していた。
  • ハッキリものを云う人には憧れる。でも議論への参加は強制でもないはず。「君の意見は」と問われ「ありません」って答えるのが無作法なら、そっと立ち去る事も許されるべき。僕は議論好き達に敵意を抱いてる訳じゃないから微笑みつつ席をたつ。すると…変なヤツ…って事になるのだ。
  • 7月。夏の熱気は、平なアスファルトから立ち上がると。抜き足さし足で、Kの後ろにまわりこみ、ゴツンと頭を殴りつけた。Kは倒れた。だから帽子をかぶって行け、って忠告したのに。
  • ぼくらは行進していた。先頭は見えない。最後尾も見えない。長い長い、険しい道だ。ぼくは行き先を尋ねるが、老人は答えない。行き先は死だね、とぼくは云う。老人は肩をすくめ、さぁね、って仕草をつくる。ぼくは少し愉快になり列を離れた。ただ行進の全体を眺めたくて。
  • ふわりと手の中に、小さな女の子をつかまえた……と思う。少し、くすぐったい気もするが。よく分からない。手の中で、善と悪、存在と虚無がせめぎあっているような、夢現な気持ちがする。手を開けば分かるだろう。裏庭では2羽のニワトリが鳴いている。