猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 今日のクロはあれている。私を睨みつけると、カー、ペッ、と毛玉を吐いた。そしてそっぽをむく、無頼派だ。恋に失敗したのだな。晩春の猫よ。
  • 8月。小鳥が死んで鳥籠が残った。とても暑かったからね、母はつぶやいた。今夜、小鳥はもういないというのに、私はただ気だるい。
  • ヤシの木の盆栽をつくった。砂をひき、傾いた根本には苔を置いた。夜がくるたび手のひらにのせ、それスコールだぞ、と言って霧吹きで細かい霧をふきかけた。私は気前の良い風の神なのだ。濡れた盆栽は月を背に、いよいよ南の島っぽい。
  • 「1匹のゾンビは1分間に1人に噛みつき、学生をゾンビにします。さて1時間で全校生徒がゾンビなるとき、59分では何パーセントの学生がゾンビでしょう?」そう言う先生はどう見てもゾンビで。これ以上、問を単純化する事は出来ないよ、って目で僕を見るのだった。(ーヘー;)
  • 電車を待つ間、朝靄の煙るホームでスイング練習をしていたら。お爺さんがやってきた。爺さんは私の傘をとりあげるとスっ立ち、足元を見て遠く見た。靄の向こうにグリーンが広がった。パー3、160ヤードといったところか。そして完璧なスイング。私は叫んだ。「ナイスショ!」
  • 休日の朝。とても詳しい今日の運勢を占うサイト「とて運」を開いた。恋愛運、健康運すべて好調。だが千切れた黒雲のような暗示もあって、私は子細ボタンを押した。北の星の影響が強くクマに注意、森には行かない方が良いそうだ。なるほど。星のお喋りを読み耽り、もう夕暮れ。
  • 本は危険なものだ。本は本を呼ぶものだから。気がつくと部屋を占領する。雪崩をおこす。床をぶち抜く。