猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 影を働らせることを思いつき、黒い会社を設立した。影達は風に怯えながらもよく働き、会社はより黒々と大きくなった。でも、なぜ影は風を恐れるのか。綿ゴミのように飛ばされると思っているのか。団扇にかわって巨大扇風機を用意してるが、効果のほどは私にも分かっていない。
  • 吊橋が落ちて道が切れていた。深い谷で目もくらむ高さ。だが跳べない距離ではない。ざっと牛4頭ぶんくらい?私は地べたに線をひき、跳ぶ練習をした。余裕があるように思ったが。いざ谷を跳ぼうとすると足がすくんだ。季節も悪い。空気が乾燥する冬まで幅跳びの練習をするつもり。
  • 私は丘で叫ぶ。風に逆らい叫ぶのが好きなのだ。寒々しい。私を病人と呼ぶのはかまわない。だが私が病人なら相応に接してくれたまえ。お喋りの外にいる者として、天使のような微笑みを貴方に要求してもいいんじゃないか?子供らは面白い。私を見るなり逃げていく。まるで千切れ雲だ。
  • 黒い言葉を吐くのが私は好きだが。己の不幸についてあれこれ言われるのは嫌いだ。彼が優しいのは要するに私を病人と思っているからだが。時々まじに腹が痛くなる。悪意が腸を下る。真下に降りて地球の核を貫く。…爆発させるぞ!超くそ爆発!…辺りも滅茶苦茶。まあ言葉だけにせよ。
  • 無限の客がやってきた。でも、ここはひと部屋しかないホテル。客の方を、ぎゅっと圧縮し。全員、魔の1号室につめこんでやった。>< 
  • 傘屋で珍しい傘を見た。開くと星座が広がる傘。青空が広がる傘。夕焼けに染まる傘。 雨が降る傘もあった。河童さんとかに、おすすめかも? 
  • 大昔。人は腸を抉り文字を綴ったらしい。やがて胸を叩き言葉を投げつけはじめた。さらに時代が下ると机の前で頭をかきむしった。それぞれのやり方で、魂の在り処を示していたのだ。……僕等はといえば、ただ空を仰ぐ。外部記憶装置が人工衛星に積み込まれているからだ。
  • 悪者で鳴らしたレスラーは山奥にひっこみ暮らしていた。リングの上では表情豊かなレスラーで、悪魔のような形相をつくっては子供らを、いっぱい泣かせた。ある日、表情筋に疲れを感じて引退したのだった。斧をふるい木を切るのは好きだった。世紀がかわり新聞が彼の死を知らせた