猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話をかいた

  • 金魚鉢にのり夏の夜空へと降りると、星の影から巨大な魚たちがよってきて、ぼくを観察するとこう言った。「狭い場所に閉じ込められて、なんて可哀想な子。でもきっと。閉じられた場所にいることも分かってないのね」嫌味な魚たち。そして。すっごい余計なお世話!
  • 心にもないことを平気でいう女だった。絶対に口にしないと決めた言葉でよって、硬い心を保っているような。諦めたような。彼女は油虫か何かのように、ぼくを眺めていたのではないかな。でも冷たい女は夏場は一緒にいて快かった。 
  • 昼寝をしていたら蝉の声が徐々に読経のように響き出した。その声は執拗に遠く近く波打ち、ぼくは金縛り。 喝っ! とか怒鳴って飛び起きたときは汗びっしょりだった。これじゃまるで、こっちが悪霊ようだ、って夕焼けに向かって悪態をついた。