猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話を書いた

  • 亀はアキレスと争った亀でした。亀の能力、ゼノンパラドックスに囚われたアキレスはついに亀に追いつけませんでした。兎はこの事を良く承知しておりましたから、スタートダッシュに賭けたのです。亀の後ろにつかなければパラドックスも関係ないや、と考えたからです。
  • 兎の能力ラビット・ダッシュは成功し、ぐんぐんと亀をひき離してゆきました。幾何級数的なぐんぐんです。時間は引き伸ばされ無限の濃度を泳ぐような感覚です。このままでは宇宙の果てに辿り着いてしまうという恐怖が襲いかかり、兎の意識をオフにしました。兎は倒れました。ばたん
  • 兎が倒れたのは、ちょうど小山の上でした。眠るのは限界に挑戦し破れた勇者の姿でしたが。本質に気づく者は僅かでした。やがて亀がやってきて、兎を追い越してゆきました。競争は重き矛盾を背負いて往くが如し、と亀は呟きました。そうです。亀は徳川家康のファンなのでした。