猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話をかいた

  • 足がない。どうやら私は死んだらしい。移動は出来るのだ。すーっと、摩擦なしに。右足左足を交互に出す必要もなく楽ちんではあるが。心臓も動いてないし、何だかリズムに欠ける。見ると「NO MUSIC, NO LIFE」というポスターが貼ってあって、納得しちゃった。
  • 綱渡りは命がけ。ぼくは視界のすみにアイツを見る。重要なのは正面からアイツを見ないこと。もしアイツの瞳にぼくが映り、映ったぼくの瞳の中にもアイツがいたら。きっと、ぼくは死ぬ。確信があるのだ。だから。横目でチラリと見るだけにとどめる事は、とても大切なのだ。
  • 万鬼節がくるたび姿見があったらな、って思う。でも家にはないから、ガラス戸の前にぼくは立っている。映っているのは四角いお化け、手にはダンボールの籠を持ち、胸には「Trick or Treat」の文字。……ダンボールを被った貧乏人のようにも見える。
  • 伯爵はシンメトリーを愛していた。だから愛人もシンメトリー。ドレスも髪型も左右対称。伯爵はシンメトリーな唇の右端と左端にキスをした。露わなになったおっぱいもシンメトリー!右左、右左、右左とキスとした。でもたまにフェイントをいれて。左右とキスをすることもあった。