猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話をかいた

人のいなくなった家は寂れる。雑草が茂り、窓ガラスは割られ、埃は層をなし、独特な虚無がはびこる。主を失った空白に家が病むからだ。空き家が霊を招いたとて、だれがそれを責められよう。
  
 
なんの不思議もない一頁だった。本はこの手の上にあり、文字数にして五百字足らず、すべての文字は読めるし、知らない単語もない。確かに一文の息は長く折れ曲がり意味はとりくいのだが、立ち上がるイメージは鮮明だった。百回、読み返し今では空に読むが、要約はできない。