猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

月を見ながらお酒を飲んでいたら、丸い者が部屋によじ登ってきて言った。「おっと、驚かないで、不審な者ではありません、私は月です」僕は丸い者を見て、空を見て、また丸い者を見た。「ああ、あれ、あれは影武者です」と丸い者はいい、テーブルのお酒をごくごくと飲んだ。
  
きみは、どんな答えにも満足しない問。簡単な言葉で答えてはいけない、意地悪。なんと答えようが嫌な予感しかしない、なぞなぞ。でも可憐で可愛い、たんぽぽ。
  
恋に敗れて僕は倒れた。部屋の廊下で、飼い猫の佐吉が頬なめる。しくしく。夜は深い。
朝。キコキコという音で目を覚ました。見ると缶切りで、佐吉が猫缶を開けていた。小皿が二枚。ひとつは自分のぶんで、ひとつは僕の前に。ありがとう、佐吉。でも、いらね。