猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話かいた

「原稿なら出来ている」という先生の言葉を信じて、扉を開いた。「ここ、こここにね」と指さされたのは先生の頭。先生の頭へと続く、階段があるとは知らなかった。「傑作だよ、傑作!」って声がする。なんだか暗い。「手にとり読めば分かる。きっと君にも」

 
夢の中での漫画、鑑賞。髪がぴょんと跳ねた少女と、髭のおじさんの冒険活劇で一風変わってる。6コマなのだが、ひっくり返すと続きが始まるのだった。大魚に襲われる小舟にのったおじさんは怪鳥の嘴に捕われた少女になり、樹の幹は鳥の脚に、波は海上の海鳥に変わるのだった。
 
最近ゾンビ達もサッカーを覚えた。ボール蹴ってポストに中に蹴り込めば1点。とても単純。笛が鳴るとゾンビ達はボールに集まる。幾つも脚が縺れ転び空振りをする。ヘディングをしようとして頭がふっとぶ。間違った頭を拾っても気にしない。12対10の闘いになることもざらだ。
   
急に淋しくなった。淋しさは腹を空かした熊のようで。その目は深紅。夕焼け空の下では鬼ごっこ。気づくと誰もいなくて、独り取り残されたことを私は知った。家を尋ねると引っ越しをした後で。別の家を尋ねると友人は結婚してた。むかついたので、熊の首を締め上げてやった。