猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

夜の階段を降りる途中、白い影を見た。誰が活けたか知らない百合の白さが、風を呼び、カーテンを揺らし、月に照らされた中庭の亡霊をふり向かせ、目をそらし駆けだした足音が幼い、私か。
  
丘の上、寂寂たる廃墟に賑やかな一団がやってくる。カメラを構え、求めた構図の端に白い影を認め。これは愉快な仲間ではないぞ、と確信した彼らは、瞳を鏡となして、陽気に叫ぶ。……きゃー!……ばけもの!……。
 
クマの木苺バラバラ事件。とある昼下がり、子供部屋で縫いぐるみのクマがバラバラ状態で発見された。鳥打ち帽を被った探偵は、虫眼鏡を手に現場をくまなく調べた。時計を見ると3時を過ぎていた。「アイス食べなきゃ」と探偵は言った。事件は夕暮れ、母親の手によって解決された。