猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話かいた

理不尽な編集者は理不尽な駄目だしをする。……「はい、書き直し!」……理由は示されない。作家は走らされる。だが無駄な走りなんかない。作家は、鮫や自転車や氷上のランナーと同じ。止まれば死ぬ。走り続けることだけが生き残る道だ。走れ、走れ。
作家の顔に暗い影がさす。暗い表情は、さらに暗い感情を隠している。それこそ編集者が求めたもの。計りかねる深さ。作品は氷山と同じ。読者が目にするのは、海上に浮かんだ一部で充分だ。隠されたものが膨大なら膨大なほど、作品は浮く。そんなスパルタ式の編集者。