2014-08-20 こんな話をかいた 短い話 この国では明かりは不吉なものだ。それで街の中央には柱が立っていて、夜がくると街を覆うように傘が開く。天に御座すやんごとなき方が明るすぎる夜景を見つけ、雷を落とさないように。 彼女とふたり。軽井沢にきて一泊して朝ごはんを食べて散歩して、少し疲れたといい彼女は横になった。森をぬける日の光、風にくすぐられるようにして彼女は目を覚まし言った。「軽井沢にきてる夢をみたわ」寝ぼけているんだな、って思った。