猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

 
図書館には羊男がいる。
オペラ座の怪人みたく地下に秘密の部屋を持っていて「羊の本」を探している。羊男が「羊の本」を開くと何か良い事があるらしい。この探索は世代をこえた事業だ。現在の羊男は3代目で、実は女だ。でも羊男。司書とは仲が悪い。司書だった母から、そう聞いた。

返却の期限ぎりぎりの本を持って図書館に行ったら、ガチャンと扉が締まり、図書館から……ゴォォ……という風が吹いて怖い思いをした、なんて時など。羊男のことを思い出すと、いいかもしれない。扉の前に本を置き……羊男さまお願いします!……って真剣に言おう。
……オゥゥゥライ!……って声が聞こえたら、時間外であっても羊男が返却を代行してくれる。夜でも図書館を闊歩できるのが羊男。返却する本の上にはキャラメル等を一個のせておくこと。それが羊男の相場である。