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猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

日がな一日。穴を掘ってはまた埋め戻す、なんてことをやっていたら。これまた暇そうな人がきて尋ねた。……「何してるんですか?」……穴掘り職人は答えない。答えない方がいいのだ。暇な人は持て余した時間を使い考える。約20秒くらい。
穴掘りの練習をしているのだな、とか。すごく穴掘りが好きな人なのだな、とか。あるいは、たんに馬鹿なのだな、とか。
穴掘人は断固として答えない。丸い形に地面をくり抜き、もうようかろうって深さになったら、また穴を埋めて、埋め戻した地点で、ぴょん、ぴょん、跳ねる。というのも、一度、掘り起こした土は僅かに膨らんで、掘った穴には収まらないものだから。もう一度、圧縮する必要があるのだ。
だから埋め戻した地点で跳ねる。ぴょん、ぴょん。