こんな話かいた
アッシーくん。
アッシーくんは美脚を偏愛する。車は美脚の延長としてある。彼の目には美脚と映る車にアッシーくんは、いっぱいお金をかけた。美脚車をピカピカに磨き幸せ。なのだが。何かしら物足りなく感じるときもあった。なにが足りないのだろう?そんな時。あまり親しくない女性から電話がかかってきた。
「ちょっといいかな。良かったらだけど貴方の車の助手席に座らせて。ドライブしよう。丸丸ビル前で私を下ろしてくれると嬉しいかも」アッシーくんは答えた。「お、応ぅ!」
迎えにいくと、あまり親しくない女性はぴっちりタイトな服装に、すらりとした脚だった。ドアを開けると、すらり脚は言った。「ありがとう」
助手席に収まったすらり脚、アッシーくんは唸った。ふむー。よく分からないけど、ふむふむする。「どうかした?」とすらり脚が尋ねた。アッシーくんは答えた。
「なんでもないよ」
後に泡期と呼ばれる時代のことである。