猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話かいた

レールの上を走っているようだった。知ってる景色を背景にして、知っている事件が起きる。そして虹。
 
世界の秘密は知らなくても、この次に起こることは知っているので、私は賢く振る舞うことができるのだった。よっぽどの不注意をしない限り、悲惨なことにはならない。けれど結末はいつも、微妙に違っていた。つまり。
軌道は一本道ではない?どこかで分岐したか、軌道から離れたかしたのだろう?
 
もう何千回、眺めたかも分からない景色の流れの中で、私は注意深くあろうとした。ずっと見知っているような眺めだけど、どこかの時点で少しだけ違うことをしたり、違うことが起きりして、違う場所へと私はたどり着いているはずなのだ。
でも分からなかった。終わったあとになって、また、ちょっとだけ違ったな、って思うのだ。

結局、道中が知りたいのだ、といいつつも。始めたからにはより良い結末を求めることはやめられないのであり、立ち止まるということすら私には出来ないようなのだった。
 
もう何万回、眺めたかも分からない景色の流れの中で、より注意深くあろうとしたけど。やっぱり分からなかった。空に虹がかかり、あの虹の端っこが気になる、ってまた思った。