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「だれに頼まれた訳でもないのに」

「だれに頼まれた訳でもないのに」このフレーズがぼくは好きだ。たまに使う。どこかで読んだものに違いないのだが、どうも思い出せない。「吾輩は猫である」の一節だったような気もする。
まだ名前のない猫が人間観察をしてて、忙しい忙しいっていう人を不審に思う。そんなに忙しいのなら休めばいいではないか。……( だれに頼まれた訳でもないのに)…… 自分で忙しくしておいて、不平を述べるなどは、焼けた鉄瓶を手にして熱い熱いと言っているようなものである。それで我輩を見ては、猫は気楽でいいな、とは余計な御世話だ。

そんな話だった気がするが。探したけど問題の「だれに頼まれた訳でもないのに」は見つからなかった。ともあれ「だれに頼まれた訳でもないのに」というフレーズが意味するところは、「だれに頼まれた訳でもない」事柄で苦悩の表情を浮かべるのは理屈に合わないであろう、ってことだった気がする。苦悩の表情が似合うのは、誰かに頼まれた人だけだ。みたいな?