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猛烈な勢いでメモ ダッシュ

短い話とか 俳句とか

こんな話を書いた

穴掘り

晴天、いい陽気だった今日。私は庭で穴を掘っていた。
すると暇そうな人がきて、しばらく穴掘りを見物してからこう言った。
「何してるんですか?」
私は答えた。
「穴を掘っています」
暇な人は持て余した時間を使い考えた。20秒くらい。
「なんのために?」
私は暇な人を見て、それから空を見た。考えたのだ。やはり20秒くらい。
「落とし穴を掘っていました。憎い相手を落とす算段で」
「ほ、ほお」
「しかし栓なきことでした。今そう悟りました。貴方のおかげです」
「それは、また」
「私は埋め戻しの作業に戻ります、ありがとうございました」
「どういたしまして」
そういって暇な人は去っていった。

穴を埋めもどした場所で私は跳ねた。
というのも一度、掘り起こした土は僅かに膨らんで、
掘った穴には収まらないものだから。
圧縮する必要があったのだ。
だから埋め戻した地点で跳ねた。
ぴょん、ぴょん。


 ※2015-01-27に書いたものを、書き直した。><