猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話をかいた

その由来はしかとは知らねど特別な祝い日の夜。私はホテル街を歩くたび、無限ホテルのことを思うのだ。幾千と輝いているのは星々ではなく「満室」の文字たち。さあ、みんな、ひとつづつ部屋を移動して。
 
 
母親はバニラの香り、のケーキ職人だった。娘は今夜もひとり、ツリーを横目に眠りについた。鐘の音も凍る夜、ドアが開いた。サンタがやってきて、娘の額にキスをした。娘は鼻をひくひくさせ息を吸い込み、半ば夢の中で言った。
「いま、ひとつの謎がとけたわ」
 
 
眼高手低の鏡。作家がいて読者に恵まれない。頭にきて自分でレビューを書く事にする。真面目な彼は真面目に読み、玉であるかもしれないけど傷も多いと気づく。傷だらけと言っても良い。すべての傷に目をつむれば珠玉の作であろうと。読み返すと、けっこうな酷評である。むきぃぃぃ。