猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

「凍鶴忌」と南極の句

 キーボード悴む指で凍鶴忌
1月29日は「草城忌」(そうじょうき)「凍鶴忌」。俳人、日野草城の命日らしい。ウッキペディアで「ミヤコホテル論争」というのを読んだ。面白かった。「うしなひしものをおもへり花ぐもり 日野草城」という句がいいな、と思った。

で。
 
話は変わるのだが。1月29日は「昭和基地開設記念日」でもあったらしい。それでふと、観測隊員さんも俳句を詠んでるだろう、って思って検索したら。第57次日本南極地域観測隊越冬隊員をしてたという源泰拓さんが、一句ひねってましたよ、と書いておられた。

季節感について考える - 世間がもし30人の基地だったら

寺田寅彦の「天文と俳句」に
 
  實際滿洲とか西比利亞(シベリア)とか露西亞(ロシア)とか、あゝいつたやうな單調な風土氣候をもつた國の住民の中から當然ニヒリズムや、マルキシズムは生れても俳句が生れようとはどうにも想像されにくいことである。
……(略)……    
 
という一節があります。ロシア、シベリアよりも単調な風土気候をもった南極の住民から俳句は生まれるのか? 毎月の「俳句マガジン」への寄稿は、寺田寅彦への挑戦でもあります。

とか。へえ。って思った。