猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話を書いてた

本の猟師
本のゲートを潜り猟師は狩りをする。本の中で、本は胡蝶のように飛んでいる。休んでいる一冊を捕まえ、また中に入る。猟師は幾つも本を潜る。大地が霞み、足元がぐらついたなら危険な兆候だ。猟師は立ち止まり呪文を唱える。「深淵。深淵。深淵は良いものだ」
 
暦の上では
1年が100日の惑星だった。春夏秋冬が25日づつ。立春の風が雪をとかすと、人はせかせかと農作業にとりかかり、秋風に吹かれ紅葉が始まると収穫。元旦はみなのお誕生日会でもあった。暦の上では、といえば文字通りって意味なのだった。
 
文字通り3丁目
名刺を差し出し来客は言った。「ども、春タツヤです」
名刺を受け取り彼は答えた。「秋アツシ、です」
アツシにはフカシという兄がいた。