「初雷」についてのメモ
布団の中で雨の音をきいていたら、近所に雷が落ちて超びびった。
絹の雨裂いて落雷まじまんじ
「初雷」で検索をして、へえ、と思った。
「虫出しの雷/虫出し」立春以降のはじめての雷。啓蟄の頃でもあり、雷の音に驚き、虫が穴からでることから、虫出しの雷とも呼ばれる
「初雷を恐るゝ妻や針仕事 正岡子規」
なんないいな、と思った。でも「妻」って誰?とも思った。
はっ。期せずしてそこにいないものを写したかも。……心霊俳句か!……なぜそんな想像が出てきたかといえば。作者が写実の生活詠を強く主張してた先生で。虚構の句など詠まないはずで。伝記的なところも有名なので。逆に想像を逞しく出来たのだ。きっと詳しい研究があるはず、とは思うんだけど。謎。