猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話を書いた

花壇防衛戦
  
ふかふかの土が盛られた我が花壇は古レンガ仕切られ、丸い石が並べられている。積まれたレンガは城壁で、石は城を守る衛兵のようだ。敵は野良猫。猫の奴も、ふかふかの土が大好きで。隙あらば自らの閑所にせんと闇に乗じてやってくる。正直いって頭にくる。野良猫の、すました足取りを邪魔するために丸石衛兵は必要なのだ。しかし、そろそろ花を植えねばなるまい。猫に快適な座り心地を与えないために。
 
 
雨音 
 
学校では主に雨音を聞いている。雨音を加工し音符に置き換えると。何者かになれるのだ。
 
音楽鑑賞をしてチケットを貰った。チケットをパンに交換して口にいれるのが、お仕事だ。良き労働者は音楽のレビューを書き、パンの味の感想を述べる。もぐもぐ。
 
春を売るお店で春を買い、売り子さんにお説教をした。
「何時までもこんな商売を続けていてはいけないよ」
売り子さんは微笑んだ。
「ありがとうございます、売り子にも気をかけて頂きご配慮感謝です、いずれは仕事を選び冬にも備えるよう精進いたします」
良いお説教が出来て嬉しい。何かしらの義務は果たしたようで。