猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

推敲ちゅう

むかし。左翼の学生さんが一人、山に登り山小屋に泊まった。管理人がいて白髭のお爺さん。二人はお酒を飲み政治の話に。長い長い保守政権の時代で、お爺さんは愛国者だった。戦争の話になった。
学生さんは戦乱の時代をくりぐり抜けてきた先人の、話は話として耳を傾けておこうと決めた。でも聞いていると、何か噛み合わない。何かが、おかしい。お爺さんが話していた戦争は日露戦争だったのだ。
 
 
恋にやぶれた私は扉を閉じ、その場に倒れた。しくしく。飼い猫の佐吉がやってきて頬をなめた。夕暮れの玄関は紅に染まり、床は冷めたかった。
朝。キコキコという音で目を覚ました。見ると缶切りで、佐吉が缶詰を開けていた。小皿が二枚。ひとつは自分のぶんで、ひとつは私に。器用な前足。 
 
 
 
 

こんな句をよんだ

散歩をしてたら木蓮が咲いていた。白木蓮も、コブシも。陶器のごとく。群がる小鳥のごとく。モクレンの仲間は白亜紀から咲いていて、化石で見つかった花もあるよ、という話を読んだことがあって。モクレンの花を見ると、恐竜を思い浮かべるのだった。 
 風吹いて博物館のコブシ咲く  

早起きして高いマンションを見上げたら、明かりのついている部屋が幾つかあった。そういえば、窓の数え方は一枚二枚だった。
 春暁消灯した窓一枚
  
昨日、新玉葱を炒めてカレーを作った。豚バラ肉とベーコンとソーセジも入れ、肉肉肉だぜ、とか言ってたのだった。
 春うれい昨日のカレーでカレーパン  
 

こんな漫画かいた

サンドイッチの日

 

3月13日は「サンドイッチの日」だったらしい。
それで、サンドイッチの雑学も少しだけ検索した。……賭博好きのサンドイッチ伯爵が食事の時間も惜しんで作らせた……というのは、当時のゴシップに始まってて、幾つかの注釈が必要かな、みたいな感じだった。
でも。サンドイッチ伯爵の子孫の方がサンドイッチ屋さんをやってて、 サンドイッチといえば、サンドイッチ伯爵で間違いないです、公務の合間に食べていたんです、とか言ってるらしくて。サンドイッチ村の方も、それでいいじゃん、みたいな感じになってるらしい?