月夜の晩にボタンがたくさん、波打際に並んで落ちていた。帽子を被った影法師がやってきて、海の端を掴むとボタンで留めた。砂浜はずっとずっと遠くまで続き、ボタンもずっとずっと並んでいる。凪いだ海は、怖いくらいの静けさだ。 空き地の上に降った滝のよ…
蝉の声黙って聞いてる金縛り 青い空給水塔より蝉の声
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