猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

感想

「物理的に無理」

物理的に無理 また突然、思い出したのだが。もう、ずいぶん前。「げんしけん」を見ていたら。 波戸くんと付き合っているの?と問われて。班目さんがこう言うのだった。 「ない、ない、物理的に無理だし」 この言葉の意味は波戸くんが女装している男なので、…

「ヘビイチゴ」と「宵待草」

蛇苺には思い出がある……と書いて。子供の頃に見た小さな赤い実や、散歩で出て見かけたそれが、確かに「ヘビイチゴ」だったのか?不安になって検索してみたのだが。よく分からなかった。ただ子供時代、我々はその実を指して「蛇苺」と呼んでいた、くらい事で…

牛乳石鹸お父さんについての覚書

牛乳石鹸 ウェブ動画 お父さんの葛藤に思いをはせる | 電通報dentsu-ho.com……って動画の話なのだった。ぼくはツイッターで知ったのだが、すごく感想の分かれる動画らしく。実際、見てみて。面白いかな?とは思ったけど特別な感想もなかったのだった。でも。…

「金縛りになった時に解く問題」

「数学者は変人ばかり」って本当? 天才数学者・千葉逸人先生に聞いてきた 「数学者は変人ばかり」って本当? 天才数学者・千葉逸人先生に聞いてきた | i:Engineer(アイエンジニア)上の記事、面白かった。以下、個人的に面白かったところのメモ。 歩きながら…

不機嫌な受賞者の風景

評価されて嬉しい、とは言わないこと。反対に私に賞を与える方へ、かるく軽蔑すらしています、と態度で示すこと。ときに文学賞の授賞式に現れる不機嫌な人がそうなのだが。 傍目には凄く分かりにくいと思うのだ。そんなに嫌で軽蔑までしておられるなら、受賞…

今夜の月

「月が綺麗ですね」と要約できる話をふたつ続けて読んだ。主人公は部屋に一人でいて、窓の外には満月がでてて、それを写真に撮り心憎からず思っている相手におくる、という内容だった。 ニュアンスやオチはそれぞれ違ったけれど。「月が綺麗ですね」 → I lov…

「また来世」面白かった。

いまさらな気もするけど。小島アジコ先生の「また来世」おもしろかった。 orangestar.hatenadiary.jp 要約すると。人生のリセットボタンが標準装備された世界で、ボタンを押す人と押さない人がお別れする話、みたいな感じ? 漫画では、みんなビルの上からぽ…

そんな白黒写真

「風は五月の寝床をふきぬける」by山頭火 なんとなくだが隙間風の吹く昔の家を思った。床下の暗い板張りの家だ。雨戸を外せば縁側で、すぐに寝床が見える。年寄りがこちらを見てる。そんな白黒写真。 ><

「一杯のコーヒー」と「梅一輪」

ときに人生は、ただコーヒー、それがどれほどのものであれ、一杯のコーヒーがもたらす親しさの問題だということもある。 これは「芝生の復讐 」(新潮文庫)47ページ、「コーヒー」という小説からの引用。冒頭の箇所だ。リチャード・ブローティガンが著者で…

リレー小説を読んだ

創作昔話「野茂太郎」という小説を読んだ。(http://togetter.com/li/254519 ) 複数の人々によるリレー小説で、ツイッターで書かれたらしい。思いつきや、行き当たりばったり感が楽しい話だった。それぞれの作者の気ままな無責任さが愉快。 リレー小説にも…

「紅梅に干しておくなり洗ひ猫」について

「紅梅に干しておくなり洗ひ猫」について。パッと読んだ感じ、シュールだな、とぼくは思ったのだった。でも先日、公園を歩いていたら木の上で寝ている猫を3匹くらい見た。鈴なりの猫たち。考えてみれば猫が木の上で寝ることになんの不思議もない気もしてき…

熱血漫画としての「走れメロス」

「走れメロス」(由井青朗)http://p.booklog.jp/book/24795 オンライン漫画で「走れメロス」を読んだ。面白かった。漫画のタッチも熱血ぽくて、原作にあってるんじゃないかなぁ。……太宰の小説は読んだことあるはずなのに細かいことは、ほとんど忘れていた。…

メモ。最近。いいな、と思った句

「 われ一口犬一口のパンがおしまい」荻原 井泉水 この句はいいな、と思った。おぎわら せいせんすい。

Upside Down Comics.(さかさま漫画?)

ネットでちょっと見ただけでこう云うのもなんだけど。Upside Down Comics.(さかさま漫画?)というジャンルがあったとして、その第一人者はGustave Verbeekさんだろう。それは上に示した1コマを見るだけでも分かることだと思うだけれど。さらに凄いのはこ…

「予告された殺人の記録 」とダチョウ倶楽部の上島さん

予告された殺人の記録 (新潮文庫)作者: G.ガルシア=マルケス,野谷文昭出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1997/11/28メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 95回この商品を含むブログ (199件) を見る 「予告された殺人の記録 」は面白い小説でした。婚姻の夜に花…

エッシャー 「出会い」

そういえば。「出会い」というタイトルのエッシャーの作品があって、これがまた素晴らしい。まず一枚の絵があって、向かって左を向いている白い人と、右を向いている黒い人がタイル状に嵌め込まれるようにして平面を埋め尽くしている。当然、この絵も二次元…

「白い服の男」って話もあったな

「白い服の男」って話もあったな、って思い出した。星新一のショートショートって寓話的な余韻?さえあまりなくて、本当にミもフタもないって感じなのだけれど。「白い服の男」は戦争はよくないってことを徹底的に押し進めて、「戦争」という概念自体を歴史…

「スカイ・クロラ」見ました。

最近、ぜんぜん本が読めないのであった。買ったはいいけど、ぜんぜん読みすすめられない本と睨めっこしてても、なんだし。それでTSUTAYAさんに行って、このDVDを借りてきてみました。 タイトル『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』。原作は森博嗣。監督は押…

1つの○○に依存するのは危険

「1つの○○に依存するのは危険」 ──http://anond.hatelabo.jp/20091226175110 「はてな匿名ダイアリー」にあったこの文章が面白かった。なにが面白かったのだろう?一見、それらしくも見える命題の範囲をどんどんズラし広げてみたら、ナンセンスに近づきまし…

COTTON COLOR 

谷山浩子の「COTTON COLOR」という歌を聞いた。外国語の歌っていうか、めちゃくちゃ語の歌?というのがはじめの感想になるのだろうけど。ネットで検索したら、この歌の歌詞には暗号が隠されていて、歌詞のある場所から綴りを反対に読むと、とても恐ろしい内…

河のほとりに

戯れに谷山浩子の歌の中で一番の傑作はどれでしょう、という設問をたててみる。毛色の違う楽曲がいっぱいあって困るけど、傑作っていうか、代表作というか、もう個人的に、一番好きなのは「河のほとりに」かな。音楽的なことは分からないから、もっぱら歌詞…

小説「事前警告」について

トーベ・ヤンソン短篇集作者: トーベ・ヤンソン,冨原眞弓出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 30回この商品を含むブログ (47件) を見る ふいに不幸な女のお話を思い出す。名前はフリーダ・アンデンション。彼女は…

エッシャー 上と下

エッシャーの作品に「上と下」という絵(版画)があって、見ていて飽きない。その不思議さは絵を見れば 一目瞭然 のことで、わざわざことばで説明するのは虚しくなるほどだけど。あえてトライするなら。 画面は上から見下ろした視線の作画と、下から見上げた…

曲り角 

1976年に発表されたアルバム「招待状のないショー」の中の「曲り角」という歌を聞いた。聞く者の涙を誘えばその試みは成功だというようなセンチメンタルは、もうやーめた、と井上陽水自身が言っていた頃の曲らしい。歌詞はこんな感じ、 俺は曲り角で こ…

意味なしアリス

03年「宇宙の子供」に収録されたという谷山浩子の「意味なしアリス」を聞いてみた。歌詞はこんな感じ、 キノコのうえの芋虫は 淋しさを教える教授だった それじゃ始めるよといいのこして 芋虫はどこかへ行ってしまった もう二度と帰らない キノコだけ残った …