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筒井康隆、縦書きのブログ

SF作家・筒井康隆さん、縦書きブログをオープン : エキサイト : ITニュース
  
SF作家の筒井康隆さん(73)がこのほど、ブログ「笑犬楼大通り」を、朝日ネットの企画として開設した。本文は縦書きで、文士のパロディを演じる「偽文士日碌」を更新する。トップページは「偽文士」をイメージした“文士スタイル”の筒井さんの写真で、庄屋造りの家で着流しを着てたたずんでいる。

遅まきながら見たのだが、やはり面白かった。縦書きの文章もなんとなくレトロな感じ。「偽文士日碌」の文は画像貼り付けされたものみたいなんだけど、これを見てぼくはこう言われている気がした。
──もうね、君たち。そうそうお手軽に、コピペしまくるんじゃないよ。私が書き発表する文章は、そこいらのブログの文章とは性質を異にしているのだから。分かる?これでメシ喰ってる文士なんだよ。ひとたび私の指先からほとばしった文字列は霊感を帯び、そのまんま金になるのよ。古式ゆかしき四百字詰め原稿用紙換算でざっくざく。いずれ印刷所にまわされてハードカバーの書籍となり、日本文学史にも記録される予定の文字列なんだからさ。そこんとこ、よろしく。
ははは。。。ともあれ、気軽に更新できるサイトデザインではない気がした。彼が書いた文章が「偽文士日碌」に反映されるまでには我々よりはより多くの手間が必要で、きっと間には編集者もいて原稿チェックとかしているんだろうなー、ということを思った。そのへんの手間や分業がまさに昔よき活字文化してて(?)、いち読者をして趣き深く感じさせたのかもしれない。
「笑犬楼大通り」→ http://shokenro.jp/shokenro/