皮膚細菌の生息マップ
人間の皮膚は、大半が乾ききった不毛の砂漠だ。しかし、その砂漠を歩き続けていくとオアシスにたどり着く。鼻の内側だ。また、湿度に富む皮膚のしわは一種の小川となる。こういった場所は多様性に富んだ自然の生息地といえる。
── ナショナルジオグラフィック ニュース
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=12282357&expand より
と、皮膚の微生物を調べている研究者は述べているらしい。人の皮膚の表面に広がる世界地図?微生物たちはあまり散歩しないだろうと想像するけど。やはり微生物の中にもパイオニアというか、一風変わったヤツもいて、オアシスのような場所から砂漠横断の探検に出発したりしているのかな。
「しかも、こういった微生物は、個々の人間ではなくそれぞれの生息箇所に合わせて適応している」と、セグレ氏は話す。つまり、ある人の脇の下に住むバクテリアは、その人の前腕部にいるバクテリアよりも、他人の脇の下にいるバクテリアとの類似性が高いということだ。