2012-07-28 こんな話をかいた 短い話 夏バテで半分溶けたぼくはニョロニョロと移動して言った。「お母さん、鰻です、今こそ鰻が必要だと思うのです、丑の日も過ぎてセール中ですよ」母は釘と金槌を手に答えた。「こっちにこい鰻、背開きにしてやる、うちは関東風だからな」びっくりして、ニョロニョロ逃げた。 夕暮れ、日没とともにコウモリが羽ばたいていた。コウモリには色々な名がある。かはほり、天鼠、、飛鼠。星々をかすめて飛ぶ様子から、星喰鳥とも呼ばれる。見上げた天の川をさっと影が横切きったなら、星喰鳥かもしれない。夏の季語らしい。