猛烈な勢いでメモ ダッシュ

推敲してます。漫画とか。俳句とか。

こんな話かいてた

本の階段
ぼくは魔法使いの弟子。図書室に閉じ込められた。意地悪な師いわく……いいから本を読め。脱出する術も探せ!……膨大な本の中に生き埋めされるのは気分のいいものではない。見上げると明かり窓があった。かなり高いが。ぼくは本を積み始めた。あの窓まで本の階段を建築するつもり。
 
春隣
色のない広大な部屋だった。壁も天井も存在し確かに感じられるだが、ともかく遠い。それでも歩いていると扉が見えてきて、春めいた予感のするノブに手をかけると突然。Kの声がした。「開けるのか、開けてもいいが、二度とは帰れぬからそのつもりで」そういえば、冬山で遭難してたんだ。
 
頭痛
急に頭が痛くなった。薬を飲もうと洗面台の前に行き、コップに水を入れていたら、頭の上のハッチがカパッと開いた。中から出てきた小さなひとが「それは私が飲もう」と言うので、錠剤を渡した。