超私的バレンタイン考

バレンタインデーについても書いてきた。折につけ。その年々で少し変わった話題もあって。2018年の場合は、「日本は義理チョコをやめよう」って広告が話題になった。そんで広告主であるディゴバさんのチョコ市場での立ち位置について、また「日本」という主語について、「義理」という言葉について、ネット上では活発な議論もあったみたい。
個人的に印象深かったのは、「義理チョコ文化がなくなったら困るよね」「義理チョコっていわないと、好きな人にチョコ渡せない人もいるのにね」という話で。とある女子校生が、そう言ったらしい、っていうので。……おお、秘めたる思い、躊躇われる告白、青春っすね！……って盛り上がった方もいたようだ。これはもうチョコに短歌をつけて、贈りあいっこすればいいのにね、とも思ったけど。
　
まったく個人的なイメージでいうと。バレンタインデーは「マイファニーバレンタイン（My Funny Valentine)」なのだった。……私の愉快なバレンタイン……この「バレンタイン」は恋人さんへの呼びかけで。……君はほんと笑わせてくれる、滑稽なひと、でも髪の毛一本も変えないで、そのままでいて欲しい……って歌詞の歌だった。簡単にいえば、愛し合うリア充さん達の歌でもあり。オートマチックに……リア充爆破しろ……って言いたくもなるけど。
　
初々しい恋人さん達にしろ、テーブルを挟み微笑みあう恋人さん達にしろ、穏やかな眼差しをおくれる人に私はなりたい。爆破たいへんだし。私的バレンタインデーの意味である。
＞＜